魅惑のサバンナ 歴史的建物編憧れの街、サバンナへ行って来ました。 まず今回は、「サバンナの歴史的建物」編です。 全米最大と言われる歴史地区(Historic Area)に指定されている 街の中心を散策していると、まるで現代とは思えないような雰囲気が漂っています。 1800年代の建築物がレストラン、カフェ、ショップ、B&B、 大学構内、公共の建物などとして改装され、今でも普通に暮らしの中に残っており、 当時の貴重な暮らしぶりを垣間見る事が出来ます。 ・・・そうそう、写真にはありませんが、 ドラッグストアのCVSですら、このエリアにふさわしい造りになっていました。 一見するとCVSと分らないほどの歴史ある重厚な外観に、 サバンナの街の特徴が出ているように思いました。 右の写真。 木の支柱が見事な家は1840年に建てられたSorrel Weed House。 サバンナには、古い歴史的な建物が今でも残っているためか それにまつわるオバケ話が有名で、夜には観光客用にゴーストツアーが 用意されています。 ここのSorrel Weed Houseもそのゴーストツアーで廻る建物の一つで、 ここにこの家で実際に起きたオバケ話が詳しく載っています。 ・・・あ、ここに写ってる後姿はオバケではありませんよ、私の友達です(笑)。 歴史地区には、まさに私の求めているライフスタイルがあり、 散策して歩くだけで気分が高揚してきました。 大好きなレンガ造りの建物があっちにもこっちにも。 古き良きアメリカの時代にタイムトリップしたかのような感覚・・・ と言いたい所ですが、実際は何となくヨーロッパ調のデザインの 建物が多いためか、エキゾチックと優雅な雰囲気を感じます。 今回、私がサバンナへの旅で楽しみにしていた一つが 建物のディティールを見ること。 左右どこを見ても飽きる事がありません。 いつもここで書いていますが、 日本の城下町、お寺など、昔ながらの職人さんの精巧な技術には 感嘆の溜め息しか出ませんが、それは外国であるアメリカでも同じ事。 本当にお見事です。 サバンナにはこうした古い歴史ある建物を利用した宿泊宿、 Bed & Breakfast(B & B)がたくさんあり、 観光の楽しみの一つとなっているようです。 今回、私達の宿泊したB&Bもやはり1800年代に建った歴史あるヒストリック・インで、 ロビーには以前は住居として長年使われてきた片鱗が見られました。 ↑ここにて宿泊客は午後のアフタヌーンティや、夕方のワインを楽しんだり、 朝食を取る事が出来ます。 左は敷地内にあるコートヤード。こちらで朝食をとることも出来ます。 ロビーに無造作に置かれたスツール、ドアの取っ手など、詳細がとても美しいです。 歴史地区にある教会の数も相当なもので、 何と言ってもその立派な造りに圧倒されます。 空にそびえ立つような大きな大きな、そして豪華な造りの教会。 ステンドグラスをふんだんに使った窓。 伝統的な南部らしい教会だと思いました。 聖ヨハネ大聖堂 南部で最も美しい大聖堂と呼ばれているようです。 歴史地区には公共の建物の他に住宅もあり、 タウンハウス式になっている所もあれば、レンガ造りの一軒屋などなど、 いろいろなスタイルがあります。 歴史地区で古い家の改築、あるいは新築の家を建てる時は 周りとの調和を考えた外観や、それらを保存、維持するため、 市で決められているCodeに沿って工事を進めなければなりません。 これだけ歴史のある貴重な建物が、見事に美しい状態で立ち並んでいる中に いきなり周りにそぐわない現代的な建物が混じってしまうと確かに突飛だし、 妙であるし、Historicな雰囲気が台無し、と言う事でしょう。 街をあげて、歴史地区を保存し、守り、そして共存している姿勢を感じます。 ******************************** さて。 歴史地区よりほんの少し、北へ移動するとサバンナ川が流れている リバーサイドストリートがあります。 ここは観光客がたくさん押し寄せている通りで、 お土産屋さん、レストラン、ショップがひしめき合っています。 観光客に人気のクルーズ。 サバンナの街の良い所は、美しい歴史地区のすぐそばには 貿易で栄えている港があり、その先にはビーチもあると言う事。 いろいろな要素がギュッと詰まった街で、たくさんの人を魅了できるのも 人気の一つでは、と思います。 (私としてはこれで山があったら、もう完璧なんですが・・・笑) リバーストリートには、タフィやキャンディなどが売っているストアが 何軒かあり、小さな子供にはきっとたまらない場所なはず。 キャンディを昔ながらの機械で実際に作っている場面を見学できたり、 このストアのようにオジサンが目の前でタフィを作って、出来立てを 気前良く、みんなにハイハイと配っているお店もあります。 この機械、出てくる時にはちゃんと白い紙に包装されて飛び出してきます。 ・・・しかし、このタフィの色、すごいですね(汗)。 ヘビ?何かの配線?! 試食で頂いた、タフィ・・・歯にくっついて参りました。 *********************************** 次回は、緑と花の豊富なサバンナを紹介したいと思います。 PS.今回の日記、しつこいくらい”歴史”とか”歴史的”って言葉を繰り返してましたよね(汗)?! 魅惑のサバンナ その2へ続きます。 |